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人工知能に仕事を奪われることの何がいけないの?

   

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「人工知能に仕事が奪われる」、この言葉は昨今の人工知能ブームを生んだ原因の1つ。しかし、言葉だけが先行してしまい、誤った認識が広まっているという。

私たちが「人工知能」を恐れる理由の1つは、あらゆる自動化によって、仕事に人間を必要としなくなる状況が考えられるからでしょう。私たちは「仕事をする」という労働力の対価として賃金をもらいます。仕事がなくなるということは、労働力を提供する先がなくなるわけで、その対価としての賃金も発生しません。

お金がもらえなければ私たちはどうやって暮らせばいいの? という疑問に対する答えがないために、人工知能が私たちの仕事を奪う“脅威”に見えるのではないでしょうか。

しかし、人類の歴史上、これまでなくならなかった職業などごくまれです。鉄道改札員は自動改札機械に代わり、港湾労働者はコンテナに代わりました。機械の誕生により、人が就く職業自体がなくなった例を挙げればきりがありません。機械化で生産性が大幅に向上したのも事実でしょう。

以下のグラフを見てください。これは総務省統計局が毎月公表している労働力調査の結果で、1953年から2010年までの職業別就業者数を表しています。

グラフからは「農林漁業関係者」は1961年ごろから大幅に減少したこと、そして「製造・制作・機械運転及び建設作業者」は1998年ごろから緩やかな減少を続けていることが分かります。一方で「専門的・技術的職業従事者」や「保安職業、サービス職業従事者」は増加を続けています。

つまり、歴史的に異なる産業間(職業間)の労働移動はあったわけで、「仕事を奪われたくないから人工知能には反対だ」と考えるよりも、「人工知能という武器を身につけて仕事に就く」という方が自然な流れだと思います。人工知能によって、今の仕事が“進化”すると捉えることもできるでしょう。

以下ソース
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