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大規模サイバー攻撃が発生。ランサムウェアによって病院や物流がダウン

   

IT速報 http://ift.tt/2pIsHmC

Photo by fendifille

欧米やロシアなどで12日、大規模なランサムウェア攻撃があり、公共機関や企業のサービスが中断するなどの影響が広がった。

英BBCは、サイバー防衛専門家の分析として99カ国、約7万5000件の被害が確認されたと報じた。

攻撃の手口は「身代金要求型」と呼ばれるもの。以前から同様の被害は出ていたが、今回なぜ12日に世界の多くの国で同時に被害が発生したのか、一斉攻撃を計画した者が何者なのかなどはわかっていない。

ロシアのサイバー防衛大手カスペルスキーは、欧米ロに加え、日本、中国、ベトナム、トルコなどでも被害が生じているとしている。

英国では12日、公共医療を提供する国民保健サービス(NHS)のシステムが停止。一部の病院では医療サービスの提供が困難となり、救急車を近隣の病院へ迂回させるなどの対応をとっているという。米メディアによると、物流大手のフェデックスがサイバー攻撃を受け復旧作業を進めていることを認めた。ロシア内務省は、同省の約1000のコンピューターが攻撃を受けたと認めた。

これまでに判明した攻撃の手口は、何者かが標的とした相手のコンピューターをマルウエア(悪意のあるプログラム)でロックし「解除してほしければ身代金を払え」と求める「身代金要求型」と呼ばれるもの。今回の攻撃で被害を受けたコンピューターには仮想通貨「ビットコイン」で300ドル(約3万4000円)を支払うよう要求する表示が出たという。

BBCによると、この悪性ソフトは米情報機関の国家安全保障局(NSA)が米マイクロソフト社のシステムの弱点に目をつけて開発したものを、「シャドー・ブローカーズ」を名乗るハッカー集団が昨年ハッキングで盗み取り、ネット上で売りに出したものという。

マイクロソフトは12日、「今回の攻撃に使われたマルウエアを検出し、攻撃から守るための追加措置を講じた」とコメントした。同社は3月にこうした攻撃への対策を講じていたが、設定を更新していなかったシステムが被害にあったとみられている。
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