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日本の常識は世界の非常識?「軽量ノートPC」が海外で売れない理由

   

IT速報 http://ift.tt/2h16vEa

日本HPでPCの製品企画の担当者が米国担当者に「軽量ノートPC」の提案をしたときの話をご紹介します。

(中略)

最近よく見掛けるようになった、高耐久性をうたうビジネス向けノートPCの多くは、あらゆる方向からの落下、振動、衝撃、粉じんが舞う状況や、氷点下といった過酷な状況での製品テストを実施しています。ライフサイクルを通じて、不測の事態でもトラブルが生じないように設計されているのです。

これは非常に素晴らしいことではあるのですが、1キロを切るような軽量の製品を作るうえでは、これがネックになってきます。私はこれらについて「ある程度、日常に想定されるレベルの状況に限定した仕様に妥協できるのでは?」と考えていました。

しかし、米国メンバーの反応は異なります。「ほとんど起こらないとしても、その万が一でビジネスが停止してしまうような仕様はOKできない」と言うのです。
 
自動車を例にみると、欧州諸国では安全性に非常にこだわった製品が存在します。そのこだわりは半端なものではなく、万が一車が横転して逆さまになっても乗員を保護できるかなど、あらゆる状況を徹底的に想定したテストを行っています。現地では、そのような商品性がユーザーから評価されているという事実があるわけです。

こういった事例を見ると、「軽さだけが重要な指標ではない」という言葉はとても理にかなっていることが分かります。仮に軽量化が進んでいたとしても、プラスチックのような質感であったり、素材が薄いゆえにたわみが生じたりと、実際に満足する質感が実現できないかもしれません。なにより、耐久性をおろそかにして、万が一の時にビジネスをストップさせることは避けなくてはなりません。
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